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こまごま備忘録です。
主に本のこと、猫のこと、音楽のことなど。さぼりぎみです。

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ゆき 雪の舞う寒い週末でした。受験生の方、お仕事の方、大変だったことでしょう。
でもわたしはおうちでぬくぬく・・・ホットコーヒー
こんな日は・・そう、この本です。
クライドルフの傑作「ふゆのはなし」。

七人の小人のうちにいく途中の氷のほら穴
「三人の小人は、大きなつららをながめてびっくりしました。
そういうつららが、まるでパイプオルガンのパイプみたいに、円天井からずらりとたれさがっていたのです。
三人は、すっかりはしゃいでつららによじのぼりました。ところがなんと、一本のつららがぽきんとおれて、
そこにいた小人はつららといっしょに穴におっこち、「あいた!」と声をあげました。― 中略 ― 」
三人はこれで、左にいる氷の小人をすっかりおこらせてしまいます。おこるとばら色になります(笑)


この三人は、七人の小人たちのいとこ。
七年に一度のひどいふぶきの日には、いとこたちの家にしらゆき姫が里帰りしてくるのを知って、
「会ってみたいなあ」と雪の日に彼らをたずねてくるのです。


表紙は、大人になったしらゆき姫。
ふぶきの日の彼女の降臨といい、ちょっと魔物ちっくなのがなんとも素敵なのですが
いちばん好きなのは、
彼女が10人の小人たち(3人のいとこ含めてね)と久々にテーブルを囲むシーンでしょうか。

「わたしの小人さんたち、またこうしていっしょになれてほんとうにうれしいわ!
もうずっとまえのこと、わたしがうちをおいだされ、みじめなようすであなたたちの家にきたときに
あなたたちは、やさしくわたしをむかえいれてくれたわね。―中略―
わたしは、あれを、けっしてわすれないわ! それから、王子さまがやってきて、……わたしは目がさめ、
じぶんが妃になりました。
でも今、あなたたちの家にいるあいだは、わたしは、妃ではないの。あのころとおんなじ白雪姫だわ。
わたしはまた、あなたたちの小さいお皿からたべ、あなたたちの小さいフォークでさし、あなたたちの
小さいナイフで切り、あなたたちの小さいさかずきでのみ、あなたたちといっしょにすむんだわ。
そして、むかしなじみのあなたたちがもとのままで、まえとおなじにわたしをかわいがってくれるのが、うれしくてたまらないのよ」


小人たちの家は、すっかり、しらゆき姫の実家です。
扉の口絵がなんとも暖かそうな色合いkirakira2たまご色です。


最近ドイツ語版を手に入れたのですが、(1963スイス版。あたらしいです)
間に挟まってた当時の販促?のリーフレットのもじゃもじゃらいおんが可愛い。
Marieluise Hänyという作家さんのものみたいです。







冬景色ばっかりでは寒いので、クライドルフの別の絵本からも紹介。
彼の作品では、花や蝶、虫たちがしばしば擬人化されて登場します。

春めいた蝶と妖精たちの「コンサートプロムナード」by「花を棲みかに」

「花を棲みかに」。
矢川澄子さんの訳がだいすきなので、日本語版がほしい・・・

花々と虫たちによるリースの扉絵。

クライドルフのリース好きだなあ。

揚羽の老騎士と、彼のしずかな朝食(蜜)をねらう、いたずらなちびっ子たち。
と、
好ききらいがあるかとおもいますが・・・(虫嫌いの方はごめんなさい)

「毛虫のダンス」でした。
下の一枚は、別の本「トラウムガルデン」から。これは訳が出ていません。

ちょっとマッドな雰囲気ですね(笑)

これも訳は出ていない「ばったたち」。
この作品では、わりあいにばったそのものの姿をしています。

ばったの姿のままにこの擬人化ぷり。とても楽しい一冊です。

むむ、む。ドイツ語の辞書、別件で買おうかなと思っているのですが
クライドルフの絵本もひいてみようかな。



↓近年復刊されたのですが、また絶版になりかけているようす・・。
わたしもプレゼント用にもう一冊かおうかしら。
『白いねこ』偕成社
以前ちょっと記事で触れたことのあるオーノワ夫人(ドルノア夫人とも)の
『白いねこ』です。
彼女はペローと同時期の、フランス宮廷サロンにおける語り手でした。
猫の貴婦人ぷりがたまらない・・・。
この作品、たくさんの猫たちがでてくるのですが、
それぞれ、こみねさんが執筆当時住んでいたパリのアパートを訪れてきた猫たちが
モデルとなっているそうです。

こみねさんの絵本のなかでも、お気に入りなんですけど、
なかなか手に入りづらくて・・・。最近ようやく入手しました。
※図書館などでご覧いただけるはずです


佐野洋子さんの「100万回生きたねこ」にも
白いすてきなねこがでてきますね。
白いねこは、なにかの象徴なのかな・・・。
佐野さん、亡くなってしまわれたそうで、寂しいです。
エリノア・ランダー・ホロウィッツ
ほるぷ出版
ビムロスの夜だけニンゲンになれそう。
こんな夜を、
青紫色の夜

空にはもやがかかりレースみたいに見える、ビムロスの夜。
こんな日はきっと何かが起きる。
そう、きっとふだんなら有り得ない素敵なことが。
すみれ色とブルーの薄闇にいざなわれた3姉妹は不思議なものを見、
不思議な歌をうたい、夜会を愉しみます。

前書きにあるように、この本は作者の3人の姪に捧げられたもの。
少女時代のわけがわからない高揚?を伝える訳文もとても素敵だと思います。
ねむれないのがなぜか楽しい。ねむってしまってはもったいない。
ときにそんな夜もある。
久しぶりのえほんメモです。
私の大好きなクライドルフの絵本が福音館より復刊されました。
どうしよう・・・持っているけどうれしくて、もう一冊買ってしまいそうです。

復刊されたのは「ふゆのはなし」(1924年)、

白雪姫と小人たちのその後、にもふれられる幻想的な雪の世界の話。
大人な白雪姫がとても素敵です。

それともう一冊「くさはらのこびと」(1902年)。


限定復刊とのことなので、
クライドルフの美しくて不思議な小人と虫の世界にふれる機会、
お薦めですー。本屋さんにて出会えますように。

多色刷りの石版の粋を凝らしたクライドルフの絵本たち。
もちろん、手に入る絵本はオフセット印刷ですが、それでも
なつかしいやさしさと、クライドルフならではの新鮮な驚きに満ちています。

クライドルフの紹介は
「クライドルフの虫眼鏡」さんにとても詳しいです。
こどものとも 年少版 2008年 03月号 [雑誌]
ときどーき買うこどものともですが、
先号はハンガリーの絵本作家ベロニカさんの新作で。
ラチとらいおんなどの傑作をもつ作家さんですが、
今回のタッチはもしゃもしゃちゃんとかに近いかなあ。
真ん中で手を広げている黒髪の女の子、もしゃもしゃちゃんにちょっと似ていますね♪
さすがに人気の号だったみたいで、絵本化されるのも楽しみです。



表紙からミステリアスな見返しから紙質からかなり好みです。
一枚づつゆっくりめくりたいなあー。
クライドルフの絵本のなかでもかなりお気に入りになりそうな予感。
古い本なのですが、解説などそのままなのが嬉しかったです。
それでクライドルフの顔初めてみたヨ。すごい強面です。


今作の詩はとても神話や叙事詩っぽいものがおおくてミステリアスなのですが、
その中に時おりすごく可愛い詩があったりします。
のっけてはダメだと思うんですが、思い切り絶版なので復刊を願って。




「エーデルワイスや どうしてそんなあぶない崖っぷちにいるのかね、
 おまえを摘みにくるひとを 絶壁からつき落とすためにかい?」

「あたしがここに こんなにきわどいとこにいるのはね
 あたしをめっけた腕白坊主に うんとうんと大事に思わせるためよ」

―エーデルワイスとジルバーマンテル―
訳文は矢川澄子さん。





ハックルいねむりモード。
みんなから、尻尾が「たぬきみたい」「きつねみたい」と云われます。
花咲く森と、学校帰りに寄り道するピンクの帽子のコブタの女の子。
緑のまぶしい春のうららかな陽気に、なぜか喋りだすのは、
ホネ・・・?

スタイグ氏の作品特有のシュールな滑稽さが満喫できる一冊ですが、
やさしい春の色遣いがえもいわれず素敵なので、
春の一冊にも挙げたいとおもいます。

不穏なストーリーにも拘わらず、
めくってるとフワーと幸せですヨ。

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Mariinsky Ballet,Gergiev
マリインスキーによる本家ラヴロフスキー版のバレエのロミジュリ。古典だけどさすが音楽が自然に入ってきます。ジュリエットにはヴィシニョーワ。
生命力にあふれてて本当可愛いです。