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こまごま備忘録です。
主に本のこと、猫のこと、音楽のことなど。さぼりぎみです。

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2013年に新設されたサンクトペテルブルクの劇場でひらかれたなんとも豪華なガラ。
観客席にはプーチンの姿もあります。となりには昨年に亡くなったプリンセツカヤ。
収録内容はsideballetさんの記事にくわしいです。

盛りだくさんすぎて忙しい内容だけど、
新しい舞台装置も生かして舞台が縦に横に(ベルトコンベヤー?)
スルスル切り替わっていくので、それも含めて楽しみました。

最近のオペラっぽいすっきりとした演出のものから、熱唱するスター歌手も続々、
ボリス・ゴドゥノフの人海戦術みたいな戴冠式の舞台までコントラスト烈しいです。
一体何人もの歌手とダンサーと演奏家たちが参加したんでしょうー。
これでもかという豪華な布陣でした。
ゲルギエフ体制も長すぎていろいろ弊害もでてるとききますが(とくにバレエとかバレエとか)
やっぱりすごい人だなとは思うですよ。

ブルーレイの映像はすごく綺麗。
「サムソンとダリラ」を歌うボロディナの素敵なネイルが気になって仕方ありませんでした。


バレエではプティ振付の「レダと白鳥」初めてみました。
アレクサンドル・セルゲーエフとゲストプリンシパルのオリガ・エシナ。
ワガノワスタイルのペアですごくラインが綺麗です♪
先日の「ロミジュリ」ではマキューシオを演じていたけど
脚がきれいでみとれちゃいました。

Bel Air
¥ 3,383
(2011-12-05)
コメント:ボリショイ・バレエ『くるみ割り人形』2010年モスクワ
ニーナ・カプツォーワ、アルチョム・オフチャレンコ


風邪で寝込んでたとき、暇でバレエ映像ばかり観ていたのですが
(じつは沢山ありすぎてまだ全部見ていない…どれだけためてるの)
なかでも超お気に入りがこのボリショイ版の『くるみ』です。BDすごく映像きれい〜。

『くるみ』にはいろんな振付けの版があって、
それぞれで主人公のクララ(マーシャ)を大人が演じたり子どもが演じたり
子どもと大人のふたりで現実と夢の世界を踊りわけたり
・・・といろんなタイプがあります。

グリゴローヴィチ改訂版のこちらの版では大人のダンサーが1人で
子どものマーシャと夢の世界のマーシャ姫の双方を演じるのですが、
これが信じられない可愛さで・・・。
エレガントな姫のほうはともかく、子どもマーシャの違和感なさってばすごい。
すっかりニーナ・カプツォーワ(当時32歳)の虜になってしまいました。

私が持ってるのはボリショイの4枚組のお得盤なのですが
ルンキナの『ジゼル』以外には全部カプツォーワが出てくるので
なんだか嬉しくなってしまいます♪
『眠り』では同じくオフチャレンコと青い鳥&フロリナ王女を踊っています。

ちなみにこちらの版ではクリスマスパーティに集まる子どもたちも全部
大人のダンサーが演じます。フリッツら男の子たちも小柄な女性が演じるのですが
いくら細いバレリーナでも体形が女性なので、なんだかちょっと見慣れない感じ。
くるみ割り人形のお人形まで小柄な女性が扮していて(どうも以前はぬいぐるみだったらしい)
ちょっとシュール。
道化や各国の踊りなどキャラクターダンスは思いっきり古典なので面白い取り合わせです。

第1幕、ドロッセルマイヤーおじさんの連れてくる人形"デビル"は岩田守弘さん♪



年末倒れていて出来なかった部屋の片づけをしていたら
昔のパンフレットがいろいろ出てきました。
これは8年前のワガノワ・バレエ学校公演のパンフ。
(当時コンサートホールにお勤めしていたので上の人にもらったものです。懐かしいなあ)

ワガノワアカデミーといえば超名門で卒業生たちはマリインスキーはじめ様々の劇場で
活躍しているわけですが、生徒のプロフィールを見ていたら丁度このころ在籍していた生徒たちが
各バレエ団のホープとして頑張っているころなのだなと実感。
ひときわ目をひくのが先日ボリショイのプリンシパルになったオリガ・スミルノワ。
先日マリインスキーで来日していたシャプランや、バトーエワの姿もあります。
バレエに詳しい方ならもっと分かるんだろうな。



今月のワガノワ公演(アルス東京のサイト)は全国で売り切れ続出と聞きます。
演目が「くるみ割り人形」で人気の作品なのも大きいのでしょうね。

私もみたときこれが学生公演?とびっくりしたのを覚えていますが
長いスパンで、お気に入りの生徒さんやスターのたまごを見つけて
応援していくのも楽しいものなのだなと思いました。

ところで今ワガノワの校長先生はボリショイのスターだったツィスカリーゼ。
ツィスカリーゼは華のある素敵なダンサーで性格はともかく(…)大好きですが、
ボリショイとマリインスキーではかなりスタイルが違うのでどうなんだろう〜??


小学館
(2009-02-21)
コメント:マニュエル・ルグリ/モニク・ルディエール/リオネル・ドラノエ/シャルル・ジュド
ヌレエフ版 1995年 パリ・オペラ座 バスティーユ劇場


比較的手に入れやすいパリ・オペラ座の映像も見てみました♪

ヌレエフ世代最後のスターであるルグリの超絶技巧には唖然としますが
振付けが難しすぎてもうなかなか誰も・・・踊れないかもしれません。
オペラ座は最近これを上演してるのかな・・・。

ジュリエットにはモニク・ルディエール。
二人の息は信じられないくらいぴったりですね。

ヌレエフ版の特徴はとにかくロミオが出ずっぱりで踊りまくること。

赤尾雄人さんの本によると、(『これがロシア・バレエだ!』)
初めロミオにはソロで踊るシーンが無くて(!)、
初演のロミオ役のダンサーがプロコフィエフに何度も頼み込んでようやく
バルコニーのシーンのところにロミオの曲を作ってもらったんだとか。

そんなエピソードを思うと目がテンになりそうなくらいロミオが活躍します。
Mariinsky
(2014-09-15)
コメント:ディアナ・ヴィシニョーワ、ウラジーミル・シクリャローフ
2013年2月マリインスキー劇場、サンクトペテルブルク
DVDとBlu-rayの2枚組。


「ロミオ、ロミオ、あなたはどーしてロミオなの?」
どうも私のなかではすべてうろおぼえのロミジュリ。
折角なのでこのさい復習してみることにしました♪
風邪で大掃除もできなくて寝込んでいたのでちょうどよかったです。

ama●onに届けてもらったのは先日みたばかりのマリ版ロミジュリ。
ブルーレイのバレエ映像はあんまり持ってなかったのですが
さすが綺麗。これから買うのは絶対ブルーレイにしよう・・・。

キャストはさすがに豪華で、ジュリエットには世界的なプリマのヴィシニョーワ。
ロミオはシクリャローフで、実は先日の舞台は怪我で降板しなければロミオは彼のはずでした。
ジュリエットを踊っていたシリンキナの旦那さんでもあるらしいし(allAboutのインタビュー)
夫婦ロミジュリもし見れたなら興味深かったですね。
マキューシオはセルゲーエフでスメカロフはパリスを演じています。
指揮はゲルギエフ。おじ(い)さんになりました――さすがに今日は金管楽器音外してないです。

ラヴロフスキー版で大きく違うなと気づいたのはいろいろあるのですが、

キャピュレット家のみなさんのクッションの踊り
バルコニーシーンは階段が無いので舞台全体がバルコニーという豪邸に。
長い!!けど2-3幕はなんだか短く感じる
ロミオは死体(?)とダンスしないこと
最後パリスは殺害されないこと
――等々です。
まだまだ見はじめなのでこれから比べると面白そうですね。


ジュテが高いですね!

ヴィシニョーワのジュリエットいきいきしてとても魅力的です。
最近のガラなどではコンテを踊っていることが多いのですが
全幕バレエを観た時の充実度は格別のもの、機会があったらぜひ彼女を見たいですね。

ジュリエットにはただ可憐なだけでなくて、生命力の塊のようなパワーが必要です。
ある意味で、ロミオなんていっそ関係なしに彼女は物語を駆け抜けていく核的な存在。
この死にそうにもない少女がひとりで悲劇につっ走っていくような印象があります。
ロミオのほうは「あたしと死んで」と言われたら一緒に死んじゃいそうな、
どうも勝手にそんな印象をもっていたのですが(なぜそんなイメージが?)
そんなシーンは無く、もちろんジュリエットは一緒に生きたかったのです。だから悲劇なんだよね。

原作をめくっていたらこんな台詞がありました。
ロ:「君の小鳥になりたい」
ジ:「可愛がりすぎて、殺しちゃうわ」

ジュリエットのパワーならじゅうぶん有り得ます〜。


シクリャローフのロミオは・・・
この人なんだかロミオにぴったりですね。
ジュリエットの乳母に手紙を手渡されるところとか
幸せオーラで、見てるほうまでニコニコしてしまいます。
こまごましたことが、いかにも演技に見えると入っていきにくい作品世界なのですが
彼の場合そこにいるだけでロミオに見えるのはすごいですね。
うーん、見てみたかった。

ところで振付けはマクミラン版のほうが断然よく踊られる機会が多いのですが
はじめて生で見たのがラヴロフスキー版だったのもあると思うんだけど
私はこの版気に入りました。
バルコニーのシーンも濃厚じゃないけどのびやかで、若いカップルらしい爽やかな印象だし、
パリスもあんまりジュリエットに無理強いしないし
(葬式の後も悲しそうに去っていくだけなので墓場でロミオに殺されずに済むんですよね。
最後のシーンにパリスの死体とか、正直・邪魔です・・・)

仲間たちとの3馬鹿ダンスが無いのであんまりロミオが馬鹿っぽく見えない
マキューシオのダンスがスリリング
という点が大きいです。上品さが旨のマリインスキーには確かにこの版が合ってるのかもと思いました。

お気に入りのディスクになりました♪
でも衣装はもうちょっと…なんとかしてほしい。特にティボルトの衣装は罰ゲームとしか思えないですヨ・・・。


YOUTUBEに載ってる、discの宣伝映像です。画像きれいなのでぜひ大きくしてみてください♪


昨年の話になりますが・・・
上京する予定があったので久ーしぶりにバレエを観てきました。
マリインスキーの「ロミオとジュリエット」。
人気の演目ですが生ははじめてで、
しかもラヴロフスキー版というプロコフィエフの作曲したときと同じオリジナルの振付は
もうあまりほかのバレエ団では見ることができないものです。
なんといっても、長い・・・!見てくださいこの上演時間ー。
実際私の持ってる映像も全部マクミラン版。
久しぶりの舞台なので予習してから見ようかなとも思ったのですが
マクミラン版で予習というのも変なので、まっさら状態で劇場へ。

今回の来日ソリストは変更相次いで大変なことになっていたようで
実際私の行った日も本来予定されたキャストとは別物になっていました。
(ダンサーに怪我はつきものなのでやむを得ないのは仕方ないのですが、劇場都合ってなんなのでしょう〜
チケットのお値段からいっても観客はねらいさだめてその日のチケットを買ってるのだから、これってつらいですね)


主役の二人がプリンシパルからセカンドソリストに変更ってどうよと思ったのですが
結果的にはカンパニーの厚みがわかってとても楽しめました。
それに東京での同演目の初日だったので舞台全体のソリスト陣営がとても豪華だったのよね。

30日のキャストはロミオにスチョーピン、ジュリエットにはマリーヤ・シリンキナ。
マキューシオにはセルゲーエフ、ジュリエットの従兄ティボルトにはユーリ・スメカロフ。
ティボルトの赤毛すぎる出で立ちにはびっくりレベルだった。スメカロフはソチ五輪でディアギレフを演じていた面白そうな人。

主役の二人はあたりを払うようなオーラがあるわけではなかったけど
(このへんがやはりプリンシパルとのどうしようもない差なのかな)
とても丁寧な踊りで特にロミオはさすがマリインスキー、という優雅な雰囲気がとてもよかったです。
私のよく見てた映像がアンヘル・コレーラのやんちゃロミオのイメージが強かったので
むしろスチョーピンのほうがシェイクスピアのロミオに近いかもしれない、と感じました。
ロミオってたしか詩人?だったし、なんだか物憂げに人生に悩んでいたような気が(ハムレットかぶってる?)。
シリンキナは生気にあふれたジュリエットで初々しく可憐なこの役にはやっぱりよく合っていました。
「演じる」ことの重要なこういった演劇性のつよい作品では役づくりって命なんだなーと思います。
シリンキナ、望まない婚約者(パリス)と踊っているときは本当に虚ろですごかったですよ。

ところで私プロコのこの音楽が大好きで・・・
音楽だけならじつはよく聞いてたのですが、
(組曲に編曲されているし、本人によるピアノ編曲版もあるんですよ。少し弾いたことがあるけど編曲版って難しいー)
全曲版を聴く機会がなくていままでうっかり気づかなかったのだけど、
第一幕の有名なバルコニーのシーンの前、佇むジュリエットの背景に流れるのは
オルガン・・・。

文化会館にオルガンはないので電子だと思うのですが
幕間にオケピをのぞきに行ったら既に撤収されてて無かったです。

組曲だと編成が違うのでオルガンなんて無いですよね。
今度スコアを見てみようと誓った夜でしたー。
オーケストラ充実していてすごくうれしかったです。
(以前の公演ではゲルギエフが振った日なんてのも。激早でダンサーが大変…)

久しぶりの舞台とても楽しかったので
しばらく復習&ちゃんと読んだことない原作も読み返したりと
年末はひとりロミジュリ祭りをしていました。

風邪なおそうよ・・・。





プロコフィエフ,北川 正
全音楽譜出版社
コメント:作曲してからなかなか上演に至らなかった経緯があるらしいですが、上演してからは人気演目となったロミジュリ。プロコフィエフ本人によるオーケストラの組曲版とピアノ編曲版があります。登場人物たちの性格と舞台をすぐに思い起こせる印象的な曲の数々。

Orpheus Und Eurydike PARIS OPERA,2008
黄泉の道を迎えにきてくれた夫。しかし彼は自分のことをまったく見てくれないのです。
愛を信じられなくなった彼女は悲嘆にくれ、地上の世界へと彼女を導く夫の手をはなしてしまいます。


昨年惜しまれながら亡くなったピナ・バウシュの若い日の作品。
2008年のパリ・オペラ座の公演で、追悼番組としてTV放映されました。
TVでは解説の佐々木さんが、
「ピナがピナになる前の作品。でもピナの踊りのエッセンスがつまっている」
「パリ・オペラ座の表現はピナの本拠地ヴッパータール舞踊団に比べたら綺麗過ぎる
きらいがあるけど、はじめてピナ作品にふれる人には観やすいはず」と語ります。

とても変わった作品で、↓の配役のとおり、主要人物には
ダンサーの、あるときは近くに、あるいは遠くに黒子となった歌手が付き従い
ときには歌手がダンスの中にも組み込まれていきます。

オペラとバレエは姉妹のようなもので元がひとつのものなのですが、
今日見られるものの多くは、オペラの中で余興のようにバレリーナが踊ったり、
と、あくまでゲスト的ですよね。
でも観客の側としては、オペラを見ていると歌手がもっと演技がうまくて
もっと踊れたらいいのに、とご無体なこと考えてしまうのです・・・。
逆にバレエだと、ダンサーが歌えたらいいのに・・!なーんて贅沢な。。

・・・そんなご無体な望みを少し叶えて融合してくれる。
もちろんそれだけではなくて、演出面でも効果を発揮。
歌手から乖離するように踊りだしたり、
動きを止めたダンサーから声となってあふれだしたり。
ふたりの距離はさながら肉体と精神のように付きつ離れつ舞台に配置されます。
とても現代的な感覚で、この悲劇の舞台を観ることができるのです。

アムール役のミテキ・クドー、バロックオペラな雰囲気にとても合ってて素敵でした。
ほそーい体にまたギリシャ風の衣装が似合う。
オルフェウスにはプルミエのヤン・ブリダール。
背が高く体格のいい人なのですが、この物語では冒頭から妻を喪って肩を落とし、
心細げに見えます。オルフェウスの目線、オルフェウスの言語が伝わってきます。
そして、ジロー。妻というより女神のようですが彼女の表現力は圧倒的です。
ミイラみたいな死体役のときですら、彼女の存在感が舞台を支配します。
天国のシーンで群舞に紛れ込んでいた彼女が踊りだしたときは唖然としました。
エウリディーチェも住まっていた「天国の野原」(精霊の踊り)でのシーン♪(YOUTUBE)
群舞にはE.アバニャート、コゼットの姿も! どこかにジロ姉さまも!!


「喪失」「暴力」「愛」「死」舞台はシンプルにこのテーマで分かたれていますが
歌手が物語を歌うのでマイムも必要なく、ダンサーはとても自由。
その自由なはずのダンサーが、動けずに悲嘆に暮れていたり、死んでいたり
絶えず顔を背けてなければならなかったり、とままならないのが悲痛です。
二幕でエウリディーチェはただ一人真紅のドレスで登場します。
それは天国で再会して、神との契約により顔を背けたままのオルフェウスに
無言のまま(これも契約なのです)手をひかれての現世への道行きなのですが、
死者であるはずの彼女が、(しかも、誰もが結末を知っている)
舞台のうえではいちばんに感情を発露して生々しいのが哀切です。

そして、ラストシーン・私はグルックのこのオペラを観たことがなかったのですが、
この美しいアリアはこんな場面で歌われるのですね・・・ちょっと打ちのめされます。

この舞台ではオルフェウスは詩人でも冒険者でも英雄でもなく、
苦しむひとりの男として描かれ、その旅はほとんどさすらい人のようですし、
エウリディーチェの苦しみも、エゴイスティックな雰囲気はなく、
もっと普遍的なものとして描かれていて、古代と現代とをつなぐ神話のよう。
現代の演劇的な演出で、感想は観た人によって本当に異なるだろうなあというのが面白いです。
TV特集での解説者は「愛を貫くためは相手の真実をみてはいけない」というテーマを感じたそう。
私はどうかなあ・・・まだよくわかりません。


でもピナが抜いたとおり、グルックのオペラの最後のとってつけたようなハッピーエンドは
オルフェウスの物語には本来そぐわないんだろうなと思います。

そして、物語にはまだ続きがあります。
オルフェウスは妻を喪って以来女性を避けつづけていたがある時デュオニソスの怒りを買い
かれの狂乱の信女(マイナス)たちにその体は引き裂かれてしまう。
首だけは詩をうたいながら河をくだり、海を流れやがてトラキアのレスボス島に流れ着き、
その地の乙女たちに手厚く葬られた。
そのためにレスボス島ではサッフォーをはじめ、今日のノーベル賞作家に至るまで(!)
詩人が多く輩出するということなのです。

オルセー美術館のモローの絵。今日本にきてますね! 「オルフェの首を抱くトラキアの娘」

Jeune fille thrace portrait la tête d'Orphée 1865



Bel Air Classiques
¥ 2,411
(2010-01-26)
コメント:オルフェウス: ヤン・ブリダール&マリア・リッカルダ・ウェッセリング(MS) エウリディーチェ: マリ=アニエス・ジロ&ユリア・クライター(SP) 愛の女神アムール:ミテキ・クドー&イム・ソンヘ(SP) バルタザール・ノイマン・アンサンブル,ヘンゲルブロック指揮


Midsummer Night's Dream [Import]
バランシン版 アレッサンドラ・フェリ(タイターニア),ロベルト・ボッレ(オーベロン),
マッシモ・ムッル(タイターニアの騎士),リッカルド・マッシモ(妖精パック) ミラノ・スカラ座2007


バランシン版です。バランシンって物語バレエも振付けてたんだ。知らなかった!
「真夏の夜の夢」のほかにもメンデルスゾーンの楽曲を選曲してきてとても効果的です。
この「真夏の夜の夢」、メンデルスゾーンがもともと17歳のときに序曲を姉ファニーとの
ピアノ連弾曲として作曲した(クラシック界でも随一の神童だし)
ということなのですが、すぐにオーケストラに編曲し、そしてこれを気に入った
プロイセン王ヴィルヘルム4世の勅命で「劇付随音楽」として作られたそう。
「劇付随音楽」とは、この場合はシェイクスピア劇を上演するときに演奏される音楽、
・・・今日でいうところの映画のサウンドトラックみたいなものでしょうか。
その曲に19世紀にプティパが振り付けしています。当時の妖精ブームも手伝って
題材が選ばれたんでしょうけど、それにしてもバレエと妖精ってぴったり★ですね。
でも、はなから夢物語なだけに、じつは演技力完成度が問われそうです。

さてその夢舞台、ちょっとマイムが多目かなあ、とも思うのですが、
可愛い小姓を夫婦で取り合ったり(可笑しすぎる)、
タイターニアの浮気とか
突っ込みどころが多くてとても楽しいです♪
なにより舞台が豪華1
キャストもあまりにも豪華で本当、目の保養になります。
最近写真集↓も出たボッレ氏ですけど、筋肉美すごー・・★
こういう妖精の王様もいいんじゃない〜?
フェリのタイターニアは大人な魅力で、かつ存在自体が妖精さん。
オーペロンは若々しくて、少しやんちゃな悪戯好きなところが王様とはいえ
妖精らしいところで、可愛らしい役どころでもありますね。筋肉美だし(まだいってる)

ストーリー等は、ボッレファンの方が詳しく&楽しくまとめてくださってます★
読んでても本当に楽しくて。。こちらのサイトです。


小学館
¥ 3,360
コメント:パリ・オペラ座1999年 ヌレエフ版CAST...オレリー・デュポン(オーロラ)、ルグリ(デジレ)、マリ=アニエス・ジロー(銀の宝石・妖精)、バール(金の宝石)、ムッサン(フロリナ王女)、ペッシュ(青い鳥)、ピュジョル(白い猫)...

鳥と猫の童話キャラクターが気になって、見てみました「眠り」。
どれにしようかと思ったけど、
男性のパートが多くて面白いヌレエフ版ということでオペラ座。
中身はこちらのDVD(廉価)と同一のものですが、
本屋さんで買えるのと、解説の本も付いてるし、このシリーズ一度買ってみたかったので
小学館のDVD-BOOKにしてみました♪


古典ばっかりもなあ…なんて言ってたのだけど、
さすが「眠り」。すごーく豪華で楽しかったです。
オペラ座(バスティーユ)の豪華絢爛セットにびっくり。
そういえば、セットが大掛かりの今日、オペラはほとんどバスティーユで、
ガルニエ宮のほうはバレエ公演が多いけど、「眠り」はバスティーユで
やるって聞いたことがある。。

たまには此の世ならぬ世界もいいよね・・・。
物語の内容よりも、兎に角パーティーに次ぐパーティー。
一幕:姫の誕生パーティ 二幕:姫の16歳のお祝いパーティ
三幕:姫と王子の結婚パーティ ・・・と、地に足全然つきません。
オレリーの姫っぷり、若いルグリのソロは圧巻です。
ジロの丁寧な足さばきと、きれいな妖精さんの中にいても際立つ気品にうっとり。
黄色の妖精のミテキさんも可愛くて雰囲気あります。

んで、そうそう。肝心の(?)青い鳥と猫たちですけども。
三幕で出てくるのですが、見応えたっぷりでした。
のちのエトワールの皆さんですし・・かなり重要なヴァリエーション。
特に青い鳥とフロリナはそれぞれソロもあって充実です。
猫ペアのほうは、踊りはひとつだけなのですが、キャラクターの強さゆえ
とっても目立つ★ 白い猫はとってもコケティッシュ。
童話の白い猫が貴婦人なのでちょっと違和感ありますが、
ここで求められているのは童話の中に出てくる猫というキャラクター性の強さなので
猫ってこんなイメージなのね、ふーん、ほお!という感じで楽しめます♪
盛りだくさんで、うん、これは何度も見たくなりそうです。
奏楽天使たちat Paris
もう去年のことになるのだけど、
パリでバレエの公演を見てきたときのメモです。(なんで今ごろ・・・)


ロビーで売ってるプログラムと、会場の案内をしてくれる妙齢の女性から貰える本日のキャスト表。
外国の劇場ではよく、スタッフとしてではなく、たぶんボランティアとして(?)案内してくれる
上品なマダム達がいますね。楽しそうに応対してくれてとても好きです・・・★


以前のプログラムをショップで扱ってると聞いたんだけど、
公演がはじまるころにはブティックが開いてません・・・。

中には練習風景などの写真も。デザインもいいし、コレクターがいるのも然り、なのです。
笑っちゃうくらい豪華なガルニエ宮です


本日の演目は、
プルースト「失われた時をもとめて」に寄せられた,ローラン・プティの作品。
印象的な登場人物たちの「絵画」 タブローの組作品としてつくられているので,
読んでなくても大丈夫な雰囲気です。っていうか読んでないヨ・・。

追憶のあまやかさ,プティならではの毒のエッセンスもぴりりと効いている。
ダンサーのヌードがなんだか多く,どきりとさせるが
そこはさすがのパリ・オペ。美しいダンサーが踊るとどこか夢がかった感じ。
遠いベル・エポックの時代を彩る音楽がまた素敵です。

〜間違いだらけのタブロウ紹介★

「日傘」
モネの印象絵画の一枚のような作品。
原作では語り手の初恋の少女だったジルベルトが初々しい。
お母さんやお姉さんたちに紛れてスカートや傘に隠れてしまったりと,可愛い。

「カトレア」
黒のドレスと胸元の蘭の花が印象的なデュエット。ジルベルトの母である元高級娼婦オデットと
社交界の寵児スワンとの官能的な一幕。胸元に挿したカトレアの花ははじめてふたりが結ばれる切っ掛け
…というか口実になったもので、のちのちまでふたりだけの愛のメタファーとなる。

「花咲く乙女たち」
ドビュッシー「海」にのせて浜辺で戯れる美少女たち。
青年プルーストがとりわけ美しいアルベルティーヌを見初めるという話(?)。
いかにも物色にきましたというペッシュは,ハンサムなだけになんだかやらしい・・。

「二人の少女」
前編ラストで地面をクルクル転がっていった少女アンドレーのところに
アルベルティーヌがやってきて,仲良くする話・・・。
原作にも,「語り手」が恋人の秘密を知って愕然とするエピソードがあるらしい

「囚われの女」
青年プルーストと睡るアルベルティーヌのデュエット。
恋人の同性愛の疑惑に嫉妬して、ほとんど監禁するエゴイスティックな愛。
自由を愛する女も、彼女の寝顔にしか安心できない男もどちらも不幸ではある。
ラスト,寝台のカーテンと共にアルベルティーヌが煙と消えてしまうところは,歓声が上がった。
忘れがたいシーンです。ガラなどでもよく踊られる一幕。


・・・力尽きたので前篇にとどめますが、
「プルースト的天国」である前半に対して、後半は「プルースト的地獄」。
美しいヴァイオリニスト:モレルに恋焦がれた男色家のシャルリュスの悲劇と
モレルとサン=ルー侯爵との火花を散らすような妖しいマッチョ対決(ちがう)、
最後は墓場のマーチ?と、とって〜も濃ゆいです。
なんだか子どもが見てもいいのかしら…というくらい、いかがわしいのですが
見たあとはフォーレやドビュッシーの曲がしっとりと残る・・・。
不思議な作品でした。


*** cast of tonight:

ALBERTINE:ドロテ
PROUST_JEUNE:ペッシュ
MOREL:オードリック・ブザール
MONSIEUR DE CHARLUS:ルグリ ♪
SAINT-LOUP:フロリアン・マニュネ
GILBERTE:フルステー
ドロテ可愛い!!! あと、ローラ・エケがすごく奇麗でした!



絶賛の嵐を浴びていたルグリ。
5月に退団のアデュー公演があったばかりだったのですが、
このシャルリュス役、すごく楽しそうでした。
コミカルで、でも悲哀に充ちてます。

ルグリ:シャルリュス男爵は↓DVDでも見れます♪ ※all regionでした
トレーラー(YOUTUBE)

Bel Air Classiques
¥ 3,590
コメント:ALBERTINE:エレオノーラ・アバニャート
PROUST_JEUNE:エルヴェ・モロー
MOREL:ステファン・ビュヨン
MONSIEUR DE CHARLUS:マニュエル・ルグリ
SAINT-LOUP:マチュー・ガニオ


Romeo & Juliet [Blu-ray] [Import]
Romeo & Juliet [Blu-ray] [Import] (JUGEMレビュー »)
Mariinsky Ballet,Gergiev
マリインスキーによる本家ラヴロフスキー版のバレエのロミジュリ。古典だけどさすが音楽が自然に入ってきます。ジュリエットにはヴィシニョーワ。
生命力にあふれてて本当可愛いです。