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こまごま備忘録です。
主に本のこと、猫のこと、音楽のことなど。さぼりぎみです。

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"江古田ちゃん"の瀧波ユカリさんによる平安女子物語。
平安貴族の中くらいのお嬢様・夢子は妄想癖の強い平安腐女子。
彼女をなんとか結婚させようと婚活舎人協会から派遣された小犬丸、
夢子に妄想の種になってる草紙を売りつける女商人など
夢もあられもないキャラクターたちが繰り広げる平安絵巻―。

こんな優雅じゃない平安漫画もなかなかないので
源氏物語にアレルギーのある私はけっこう楽しめました。
(国文科だったのになんか本当にすみません・・・)

webで巻頭カラーで第一話が読めます
河村 恵利
秋田書店
(2012-11-16)
コメント:華やかな恋愛遍歴と和歌の才で名を残した、女流歌人・伊勢。
彼女の真実の姿とは…


『末の松山』河村恵利

9世紀後半に生まれ、
和泉式部たちの時代に先がけて活躍した女性歌人・伊勢のこと
じつはよく知らない。
彼女が少し身近になるかも…そんな期待をもって手に取った一冊。

おぐら百人一首では
「難波潟 みじかき蘆の ふしの間も逢はでこの世を 過ぐしてよとや 」
難波潟に生えている葦の、節と節の間のような短い時間でさえ、あなたに会えないままで過ごせとおっしゃるのですか?
の一首が採られています。

伊勢といえば恋多きスーパー女房というイメージだったのですが
このお話では彼女は不器用で生まじめ、一途に女御さまに仕え、
そして風のように自然に歌をつむぐ・・・天性の歌人としてえがかれています。
幼馴染だった女御さまの弟との身分違いの恋、政治問題も絡んだなか宇多天皇に愛され、
のちにひとまわり年下の親王にも愛されることになる伊勢。恋歌のやりとりも多い女性なので
いくらなんでももう少し華やかな雰囲気だったのではと思いますが
この作品では美貌や才というよりも彼女のおだやかな優しさ、みずみずしい感性に
周りが惹きつけられていきます。

じっさい伊勢の歌は、おだやかに情景をうたったものであっても
着想が面白いと思います。

笠間書院がシリーズ刊行している『日本歌人選023 伊勢』も手に取ってみました。

このシリーズに寄せている馬場あき子さんの帯から。
「伊勢という女流は、あるいはかなり剛毅な放胆な心を、
温和なやさしさのかげに秘めていたのではなかろうか」

手に取りやすいかたちでさまざまの歌人を紹介している
笠間書院の『コレクション日本歌人選』シリーズ、おすすめです。
ひとりの歌人の作品を通してみることができるのもとてもいいと思います。

江戸〜幕末明治に活躍した絵師たちが主人公。
同人やweb連載などが一冊にまとまっています★
絵がとても可愛らしくて、北斎とか北斎なのにきれいすぎてどうしようって思うのですが
愛が詰まっている感じでにこにこ読めてしまいますハート
なかでも主人公格は昨今展覧会も多い歌川国芳でしょうか。わたしもすき・・・。
いつもニャンコを連れていて可愛いです。
ほかにもどうにも食えない歌川一門や、ちょっとやばい芳年、
リリカルなのに最終兵器みたいに手ごわい鈴木春信など
キャラ立ちのよい面々が揃っています。
著者さんは「月代のおにいさん大プッシュ」だそうですよ☆
フェローズ!等でも江戸まんがを今かいてらっしゃるそうです(まだ読んだことはないのですが)
もう月代書き放題ですね。


私はといえば・・・冒頭の人物紹介にも書かれている北斎の引っ越し魔について。
「部屋の片づけができないので汚くなれば引っ越す」というのが
目についてどうしようもありません。
私もなんだかもういろいろ限界。どうしようー
しかもこの本には北斎以上の引っ越し魔(117回)もでてきます…
ヨメも48人ってすごい人もいるものですが、伝説ってどこまで本当なの?


本紗久楽さわさんのブログ
最近夢中な『イシュタルの娘』です。最新刊は5巻。
戦国〜寛永期を生きた謎多き女性、小野お通が主人公。
能書家として大坂城に入ったり、東福門院(将軍秀忠の娘で後水尾天皇中宮)に仕えたという
説がありますが、とにかく謎だらけの人物で私もよくわかりません。
おもしろいではありませんか★
この物語のなかでは、明智の家臣の娘として生まれ、先祖は小野篁の血を汲む巫力付き家系、
於通自身も幼少時より不思議な力をもちます。
本能寺の変以降の戦乱で天涯孤独となり、縁あった京都の九条家に身を寄せ
そこで文化人たる教養をたたきこまれます。


『へうげもの』を同時期に読んでたこともあって頭の中がなんだか桃山ですよ…もも

そうそう、修学院離宮の予約が取れたので来週行ってくるのですが、
久しぶりの京都、楽しみです。
丁度京博でも「近衛家の名宝展」をやっているので見てこようかな♪
出品リストを見ますと、もちろん寛永の三筆・近衛信尹さんの書もあります。
於通さんの物語のなかでは、信尹さんはなんといっても毛並みが良い(良すぎ…)ので
ヒーローの位置ですが、時代がわるすぎてお公家さんの身分が軽やかなので
すっかり護ってあげたいお人になっています〜



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こちらも本

あづもも〜寛永期の公家や武将、文化人たちの多様な筆跡がみれてなかなか面白い本です。
手紙をよむ―寛永の文化人たち』伊藤敏子


篠原 千絵
小学館
コメント:16世紀、主人公アレクサンドラの住むウクライナの貧しい村が襲われて彼女は奴隷として売られてしまいます。彼女を買ったのはギリシア商人のマテウス。お屋敷で教養を学び彼に仄かな好意を抱くアレクサンドラはヒュッレム(朗らかな声)という名を与えられますが、マテウスは彼女を主人に献上。彼の主人はオスマン帝国のスルタンだったのです。

おおおく?おおおくですね、なオスマントルコ後宮ものがたりです。
ヒロインはヒュッレムことロクセラーナ。
著名な割には彼女を主においた作品はあまりないので色々と楽しみです。
戸川視友さんが、トルコを舞台に書きたいけど
主人公がハレムから一歩も出れないのはつらい…
(彼女の作品の主人公はアウトドアだからかな)
と言っていたのですが
確かに・・・動けない彼女たちです。


(ずる)賢く機を観るに長けたといわれる彼女。今のところまだ頼りない感じですが
どんな変貌をとげていくのか楽しみです。
奴隷から、オスマントルコには長らく存在しなかった位にまで登りつめるのですから!!
(オスマントルコでは、后が虜囚になった恥辱からお后制度をやめてしまう…んだったけ??
←うろおぼえ
4代目以降のスルタンのご母堂はほとんど元キリスト教徒の奴隷になります。
ハレムには美人で名高いコーカサスの出身が多かったみたい。乙嫁??
まあ、外戚がいないのはいいのかもしれないが、どんな大奥だったか考えたくもないですなぁ…)


…と、まぁイスラムの知識が乏しい私ですが、それだけにわくわくします。
ただいま新刊2巻が出たところです♪


肖像画によってなんだかイメージの全く違うヒュッレム。
こちらではbabyfaceで可憐な雰囲気ですね。
NHKの「シルクロード」を見ながら育った世代なので
すごくあこがれてしまう作品舞台です。
(ちなみに私の持ってる「敦煌」の文庫は映画バージョンの表紙のもの。年齢ばれる?)

しかし、楼蘭や幻の湖ロプノールなどシルクロードの遺跡の眠る地域は
同時に中国が核実験を繰り返してきた一帯でもあります。
新疆ウイグル自治区では急性放射能障害によって19万人以上が死亡、
129万人以上が被災したといわれています。・・・。
なんといっても、中国のことだからよくわかっていないのです。
・・・そう思っていたのですが、うちの国のことだって
よくわからないことばかりですね・・・。

この「シュトヘル」は西夏がモンゴルのチンギス・ハーンによって
滅ぼされようとするまさにその時。
西夏は内患によってもすでに国の末期状態なのだけど
西夏と西夏文字に対して苛烈なまでの憎しみをもつハーン。
そんな中、主人公のひとり、蒙古に属するツォグ族の皇子ユルールは
義母の出身国である西夏の文字に魅せられ、その秘宝をかかえて長い旅を始めます。
かずかずの禁じ手(時間旅行や転生とか)を使ってるのにも拘わらず
圧倒的なパワーで読ませてしまいます。
序章がいささか(けっこう)長いのである程度まとめて読んでしまうのがおすすめです。
人物の台詞が分銅のごとくがっつり重みがあって格好いいよ。とくに3巻がお気に入りだ!

現在と過去をつなぐユルールと悪霊シュトヘルの絆の鍵アイテムが
馬頭琴の弦(うまのしっぽ?)というのがいちいちツボ。

そういえば先日フミヤとちとせさんのAMAZING VOICEを観ていたら、
最近の馬頭琴の弦はナイロンも人気というのでちょっと(いや、だいぶ)がっかり。
便利なんだろうなとは思うんだけど。でも、音色、二胡みたいだった・・・
伊藤 真美
講談社
コメント:紀元217年、東方でのカラカラ帝の暗殺。爛熟と退廃をむかえていた世界最強の帝国ローマは大きく揺らぎ始める。帝位を簒奪した新帝マクリヌスは東方の要アンティオキア(シリア)で地位を安定させるべく、街を闇から牛耳る若き軍士官を逮捕しようと画策するが―

そろそろ続きが出ないかなーとソワソワしてる「秘身譚」。
掲載紙が廃刊になってるる・・・・。(またかよ)
私みたいなのはあきらかに単行本派なんだけど
結局雑誌が売れないと漫画文化ってすたれるんだよね。

物語はまだまだ序盤だというのに・・・。
でもこれすっごく面白いんです!(ちょっと血の気が多いけど)
シリアはローマの属州だけどアンティオキアは帝国でも有数の大都市。
悪名高いヘリオガバルス帝もここシリアの神官。
太陽神エルガバルはもともとシリアの人の信仰する神なのです。
巨大すぎるローマ帝国を扱う作品ってとても希少です。
ローマといえば塩野七生さんですが、女史の影響とかでもっと増えないかなあ。
でも彼女のローマガイドブックは同人誌の香りいっぱいで、今更かもしれませんが泡を吹きますた。
それは兎に角、この漫画どうにかして続くことを願っています。
なんといってもこの画力はすごい迫力だよねこ
昔読んだトロイア戦争の本にはほんの数頁しか出てこなかった、
女ばかりの戦士の国アマゾーン。
彼女たちは軍神アレースの娘たちを名乗り、月の女神アルテミスを信仰している。
幼いころから武芸を磨いてきた女王候補のひとりペンテシレイアと
かつて母親と異国から逃れてきたときにペンテシレイアに助けられて
以降彼女に仕える、予言の才をもつ黒髪の少女アルティモラを主軸に、
これでもかというくらい女の子がうじゃうじゃ出てきます。

女王候補の少女たちの鞘当て、そして女王資格試験が始まり、
彼女たちは視察団としてそれぞれエジプト、バビロニア、地中海へ。
地中海へ行くことになったペンテシレイアはトロイア、ミケーネといった
宿命の国々を訪れることに。その旅でトロイアの王子たちやアガメムノン王と会い、
道中の島ではいまはまだ少女たちに混ざってすくすく成長中のアキレウスに邂逅。
淡い恋心を抱く。

一方、巫女だった母から受け継いだ予言の力を目覚めさせていくアルティモラ。
月とそれに従う12人の戦士たちの夢をくりかえし見る彼女は、
現実でも戦士たちをひとりひとり見出していくのですが、その能力ゆえに
権力をねらうアンセノエー大相の養女で神殿に仕える少女に命を狙われたりします。

トロイア戦争を伝説の国アマゾーンから読みなおすとても壮大な作品。
美女好きにはたまりません。
兎に角名前が覚えづらいですが、だいじょうぶ、女の子の名前だったら
なんとか覚えられそうな気がします。(おまえが大丈夫なのかっていうはなしですよね)

webGENZO連載で、(最新号が試し読みできるはず) 現在3巻まで出ています。
特集HPはこちら


表紙の女の子(ユーレイ?)クラリーチェが目茶苦茶可愛い新刊5巻です。

似非錬金術師のレガーレという男子主人公が
16世紀のイタリアを舞台に、(すこしヘタレに)活躍してます。
舞台はヴェネツィアからフィレンツェへ。
やまざきさんは「っポイ」の連載が終わったのでこちらに
集中できるのかな。連載ペースかなりあがりました。
ゴージャスで繊細な画面が雰囲気を盛り上げてくれます。

やまざきさんのヒストリカルものは、子供時分に読んだものは
悲恋ものが多かったよーな記憶があるのですが、
この作品の登場人物たちは波乱万丈なわりに、
なんだか飄飄としているよね・・・。
とくに主人公レガーレの暢気ぷりはなかなかです。
彼にはとことん悲劇が似合わない・・・。
なのでどこか私は安心してみてるのですが…どうかな。

話も進んできてそろそろレガーレの出生など
あきらかになりそうな雰囲気になってきました。
原田芳雄氏が亡くなられてさみしいです。
若かりし原田さんの魅力のよくでた「竜馬暗殺」という黒木監督の映画
私は異・常に大好きでして、何度見たかしれません。
混沌としていて、観るたびにどきどきします。
この作品の石橋蓮司さんも大好きなんだ。。

ところで、私は長州ものとみるとついつい手がのびてしまいますが
こちらは会田さんの「ITAN」連載新作。「ITAN」は講談社が気合入れてるコミック新雑誌で
"新・想像系"がキーワード?? BL誌などでも人気のストーリーテラーさんなどが
執筆されてます。この単行本と同時発売の阿仁谷ユイジさんの「テンペスト」(ドラマじゃないよ)
なんてすごく面白くて、おすすめです〜♪

この作品ではいまのところ馬関(下関)の遊郭が主な舞台。
それにしてもおうのちゃん視点て良くないですか???

高杉さんにはもちろん正妻がいるわけですが、フィクション的にはすっかりおうのちゃん派な私。
今のところ高杉がでばってくるわけでもなく、
革命前夜の混沌の、さらに前、一見少しのんびりした空気が流れています。
第一話〜第四話と時系列が乱れているのが少しよみにくいですが
気になる赤根がけっこうでてくるし、おうのちゃんが可愛いので追っかけたいと思います。
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Mariinsky Ballet,Gergiev
マリインスキーによる本家ラヴロフスキー版のバレエのロミジュリ。古典だけどさすが音楽が自然に入ってきます。ジュリエットにはヴィシニョーワ。
生命力にあふれてて本当可愛いです。